以下のボタンをクリックすると、過去のリリースで紹介されている機能をご覧いただけます。

WORKNC Version 2022.1

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WORKNC Send to Cam
WORKNC Holder Collision Detection Against Stock
WORKNC Waveform with Finish Pass
WORKNC 5 Axis Strategies Overlap Distance.jpg

WORKNC 2022.1

WORKNC 2022.1 の主な機能強化は以下のとおりです。

  • DESIGNERからWORKNCへの"CAM送信"ワークフローの改善
  • サーフェス仕上げの改善
  • ストックに対するホルダー干渉回避
  • Waveform荒加工に最終パスを追加
  • オーバーラップオプション付きの同時5軸加工ツールパス

DESIGNERからWORKNCへの"CAM送信"ワークフローの改善

高度な金型加工を実現する、世界有数のソリューションであるWORKNCは、製造準備用CADとしてDESIGNERを含む独自のワークフローを備えており、DESIGNERの"CAM送信"コマンドを改善することで、ソリューションを強化しました。

DESIGNERは、Hexagonの高度なテクノロジーにより、最先端のダイレクトハイブリッドモデリング機能を提供します。穴やポケットをふさいだり、欠けたフェイスの修復をしたり、サーフェスの延長など、事前にモデルを準備することで、その後の製造作業が非常に簡単になります。

シンプルで強力な"CAM送信"コマンドを使用すると、CADアプリケーションから直接WORKNCのワークゾーンを作成し、適切なモデルがストックと治具として自動的に割り当てられます。カーブ、サーフェスリスト、サーフェスリストグループなどのCAM要素が自動的に作成できます。

この工程により、あらかじめ加工順序を定義し、準備したプロジェクトのツールパス計算を自動的に開始できるようになりました。また、作成するワークゾーンの保存先ディレクトリを定義できます。既存のストックモデルも選択可能です。

サーフェス仕上げの改善

WORKNCは、ネイティブファイルまたはDESIGNER Companionからソリッドモデルをインポートする際に、内部ジオメトリモデル計算を最新化します。特にサーフェスの交差は重要な改善であり、モデル全体にシームレスな仕上げ加工を実現します。

ストックに対するホルダー干渉回避

荒加工では、シャンクとホルダーを含む工具アセンブリを事前に選択し、WORKNCがストックとの干渉を回避するか、工具のみで計算して(より高速)、後でホルダーを選択することが可能です。これまで、WORKNCでは、後で選択したホルダーは、ストックモデルではなく、パーツに対してのみ干渉チェックを実行していました。バージョン2022.1では、選択したホルダーとストックモデルの干渉をチェックするようになり、干渉を回避することでプロセスの安全性を向上させました。

Waveform荒加工に最終パスを追加

HexagonのテクノロジーであるWORKNCのWaveform荒加工は、荒加工ツールパス実行後に仕上げ加工を行うオプションを統合したもので、一定の工具負荷を実現します。これにより、サーフェス仕上げ加工が保証され、粗い部分のフェイスを滑らかにするための余分なツールパスが不要になります。ユーザーエクスペリエンスが向上し、2Dポケットの加工では、残し代がゼロになると、余分な仕上げツールパスが不要になります。

同時5軸加工ツールパスにオーバーラップオプション追加

市場をリードするWORKNCの同時5軸加工ツールパスは、すべてのパスでオーバーラップオプションが追加され、これにより工具のたわみによる加工段差を回避し、サーフェス仕上げを確実に改善します。

 

WORKNC Version 2022.0

WORKNC CAD/CAM 2021 New Release
WORKNC CAD/CAM 2021 New Release
WORKNC CAD/CAM 2021 New Release
WORKNC CAD/CAM 2021 New Release

WORKNC 2022.0

DESIGNER Companion

高度な金型加工の世界的リーダーソリューションであるWORKNCは、ソリューションワークフローにDESIGNERを追加することにより、ポートフォリオを強化します。 有効な保守契約を結んでいるWORKNCのお客様は、製造用のダイレクトモデリング、ハイブリッドモデリングCADツールの恩恵を受けることができます。 穴やポケットのキャップ、面の修復、サーフェスの延長など、事前にモデルを準備することで、その後の作業がはるかに簡単になります。

DESIGNERは、最高のHexagonテクノロジーを搭載した最先端のモデリング機能を提供します。 シンプルで強力な「CAM送信」コマンドは、CADアプリケーションから直接WORKNCワークゾーンを作成し、切削形状、ストック、カーブ、サーフェスリストなどのCAM要素を自動的に作成します。


パラレル仕上げ加工の改善

統合された最新のパラレル仕上げツールパスは、等高線仕上げ加工と走査線仕上げに置き換わる機能を備えます。より高速で信頼性の高いこのツールパスは、すべてのHexagonの3軸ツールパス補正の技術基盤となっています。 あらゆる工具形状でのツールパス補正と新たに追加された「3Dスパイラル」オプションを使用した場合、以前の4分の1の時間で計算します。


輪郭隅部加工

ユーザーが任意の工具形状を選択できるAdvanced Toolformを備えたWORKNC2022.0輪郭隅部加工により、削り残しの仕上げがよりシンプルで強力になりました。また、このツールパスは、3Dストック更新を用いた場合、約3倍の速さで実行されるようになり、工具プロファイルを含めた工具、コーナースムージングR、異なる角度からの加工による削り残りなど削り残り範囲を正確に検出することができます。


Advanced Toolformに追加された新5軸ツールパス

WORKNC 2022.0は、あらゆる工具形状を使用した5軸加工のツールパスを向上させます。5軸-オフセット仕上げ加工、5軸-パラレル仕上げ加工、5-軸カーブ加工などのツールパスにより、バレル工具、レンズ工具、その他のユーザー定義の形状の工具を使用して、高速で信頼性の高いツールパスを作成することができます。これらの工具を使用することで、加工時間を短縮して表面仕上げを大幅に改善することができます。


カーブプロファイル加工(2022.0)

WORKNCはワイヤーフレーム加工の最新技術を導入し、既存のプロファイル加工と隅部カーブ加工の置換えを目的とし、加工工程数の削減に貢献します。


円錐フィーチャーのネジ山加工

WORKNCは精密な円錐フィーチャーのネジ山加工をプログラミングでき、WORKNCの穴加工の自動化機能を拡張します。


NCSIMUL Standardの統合

WORKNCは、Hexagonのシミュレーション・検証アプリケーションであるNCSIMULとの連携を強化しました。Standardバージョンでは、WORKNCで作成したNCコードをインポートし、複数のツールパス間のすべてのリンクを含めて検証することができ、プロセスのデジタルツインが完全にシミュレーションされ、検証されていることを保証します。


 

WORKNC Version 2021.0

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WORKNC CAD/CAM 2021 New Release
WORKNC CAD/CAM 2021 New Release
WORKNC CAD/CAM 2021 New Release
WORKNC CAD/CAM 2021 New Release
WORKNC CAD/CAM 2021 New Release
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WORKNC CAD/CAM 2020.1 New Release

WORKNC 2021.0

ツールパス計算の高速化

パラレル仕上げ加工の計算時間が、平均して約2倍速くなっており、一部では計算時間が約4倍速となるワークゾーンもありました。パラレル仕上げ加工では、バレル、レンズ、楕円工具などの異形工具でパス計算が可能です。

この方法では、従来の方法である走査線仕上げ加工と等高線仕上げ加工において、平均2倍計算時間が速くなりました。特定のプロジェクトでは、計算時間差が4倍速くなりました。


5軸 自動カーブ作成

最新版の5軸ツールパスでは、自動的に5軸カーブを作成することができ、そのカーブの編集や各々のカーブ間の同期機能が強化されました。


5軸 コーナー仕上げ

5軸ローリング加工によるコーナー仕上げの改善では、バレル工具を使用する事で、サーフェスの品質を改善できます。 この5軸ツールパスによって工具の接触点を変更できるようになり、バレル工具の先端で最適なコーナー仕上げが可能になりました。


5軸 ISOガイド加工

新しいツールパス 「5軸ISOガイド加工」 では、カーブだけでなくサーフェスも加味してコントロールできます。アドバンスドツールフォームテクノロジーによりプロファイル工具が使用でき、新しいアルゴリズムでプロファイル工具をコントロールします。


アドバンスドツールフォーム荒加工

高送り工具を使用して加工する場合、ツールパス計算をボール、ブルノーズなどのソリッド工具で計算すると、残るストックは不均一になります。WORKNC 2020.1のアドバンスドツールフォームテクノロジーを使用する事で実際に使用する工具プロファイルでツールパス計算が行えるため、より正確な荒加工ストックを提供します。

メインの荒加工サイクルの加工時間は同じですが、ストック更新精度が高くなるため、その後のすべての削り残し荒加工ツールパスの計算時間と加工時間が大幅に短縮されます。我々のテストでは、削り残し‐荒加工領域において70%までの改善を見ることができました。

最新のアドバンスドツールフォームテクノロジーを使用すると、通常のボール、ブルノーズ工具、テーパー工具やテーパーシンク工具での計算品質も向上しており、工具コーナー半径より大きなマイナスオフセットの制限からも解放されます。


WORKNC Designer

高度な解析

WORKNC|Designerの新機能 - CAM 3DモデリングモジュールCADであり、CADモデル調査、解析、検証に特化した8つの高度な解析機能 (比較解析、抜き勾配解析、エッジ解析、高度解析、曲率解析、フェイス領域解析、厚み解析、フェイスタイプ解析) があります。

リバースエンジニアリング

WORKNC Designerのリバースエンジニアリングモジュールを使用すると、インポートしたスキャンデータを、ファイルから、または直接Hexagonスキャナに接続して、洗練されたメッシュに変換することができます。メッシュデータはそのまま使用することも、カーブやサーフェスを作成するための参照として使用することもできます。これにより、メッシュモデルを完全にリバースエンジニアリングしてCADモデルや収束モデルを完成させることができます。


電極モジュール - WORKNC Designer

WORKNCのアドバンストハイブリッドモデリングシステムWORKNC|Designerは、金型および金型業界の経験を持つエンジニアが設計した直感的でシンプルな専用機能を備えた電極モジュールを導入しています。

新しい合理化された電極機能、使いやすいダイレクトモデリングコマンド、および強力なサーフェス/ヒーリングツールの組み合わせにより、インポートしたモデルからの電極を迅速に抽出し、従来のフライス加工技術では加工できないパーツの細部を作成できます。


WORKNC 拡張リンク - WORKNC Designer

WORKNC|Designerは、従来のWORKNCへの拡張リンクも提供します。これにより、プロセスの製造計画フェーズに送る前にワークゾーン全体を準備できるようになりました。ワークフローが合理化され、プロセスが可能な限り自動化され、シンプルになりました。WORKNCソリューションは、WORKNCユーザーをデジタル・スレッドにより近づける最新の「CAM送信」コマンドプラットフォームが強化されています。

WORKNC Version 2020.0

CAD/CAM 2020.0 WORKNC
WORKNC CAD/CAM 2020.0 New Release
WORKNC CAD/CAM 2020.0 New Release
WORKNC CAD/CAM 2020.0 New Release

WORKNC 2020.0

アドバンスド ツールフォーム

WORKNC 2020.0では「アドバンスド ツールフォーム テクノロジー」を通じて、同時5軸加工における異形工具の対応を行っています。

WORKNC2020.0では同時5軸加工における異形工具のマイナスオフセットに対応しており、様々なシチュエーションで対応が可能です。

バレル工具を使用することで、ボールエンドミルと比較し同じカスプハイトをより大きなピッチで加工する事が可能となり、加工時間短縮を図ることができます。WORKNCのアドバンスド ツールフォームソリューションは、1つの限定されたサーフェスではなく隣り合った複数のサーフェスに対してツールパスを作成することが可能となっています。


3Dプロファイル加工ツールパス

3Dプロファイルツールパスではスパイラルアプローチのサポートと径補正の対応を機能追加しました。また工具2面当たりしてしまうパスの折れ部にスムージングRを挿入することで、加工時の工具ビビリ防止を行っています。


パフォーマンスの改善

WORKNC 2020.0ではパフォーマンス改善を行っており、特にWaveform荒加工・ホルダー干渉チェック・マシン干渉チェック・3Dストックモデル初期化、それぞれの計算時間短縮を行っています。


ツールパスの改善

主な荒加工パスや仕上げ加工パスにおいて、立壁と平面のそれぞれの残し代を設定することが可能となりました。またグローバル荒加工では、テーパーシャンク工具を使用した場合のツールパス作成の改善を行っています。

 

WORKNC Version 2018 R2

WORKNC 2018 R2

ヴェロソフトウェアが開発しているAutomatic CAMソリューション「WORKNC」は、2018 R2のリリースにより、さらなるステップアップを果たしました。

 

3Dプロファイル加工の追加

以前よりユーザー様からご要望が大きかった大型金型のプロファイル加工として「3Dプロファイル加工」を新規追加しました。ベースとなるカーブを指定することで、工具刃長を考慮した安全なツールパスを作成することができます。さらに高速にツールパス計算が可能であることも大きな特長の1つとなっています。

 


ポケット加工にWaveform追加

Waveformは、最新の加工ロジックをサポートした荒加工タイプとなります。ポケット加工にこのWaveformを追加、ツールパスを作成することができるようになり、最新の荒加工ツールパス作成が可能となりました。サーフェスではなくカーブを指定するため、短時間でツールパス計算が実施可能です

 


ストックモデルにオフセット機能追加

荒加工ツールパスの加工範囲はストックモデル(素材形状)に依存しています。2018 R2では、CADモデルやSTLモデル、他のワークゾーンのストックモデルに対して任意のオフセットを実施することができるようになりました。焼入れ前のストックモデルをオフセットし、焼入れ後のストックモデルとして使用することが可能です。

 


荒加工ツールパスの計算時間短縮

実加工を行うまでのリードタイム短縮はユーザー様にとって共通の大きな課題と認識し、2018 R2ではその改題に取り組んでいます。今までは1つの形状データを元にツールパスを作成していましたが、荒加工用形状データの作成機能が追加となりました。それにより、荒加工ツールパスの大幅な計算時間短縮を達成、リードタイム削減に寄与しています。

 


Waveform荒加工の機能強化

2016で追加されたWaveformは最新の加工ロジックをサポートした荒加工ツールパスです。バージョンアップ毎に機能アップを実施、2018 R2では、かけ上がり加工時の工具負荷を一定にすることで加工時間短縮を実現や大きな角度でのラジアルアプローチ時の工具負荷低減、下穴へのアプローチ機能など様々な機能強化を図っています。

 


高線仕上げ加工の改善

等高線仕上げ加工>Zピッチ自動可変を使用すると、指定したスキャラップ量と形状角度に合わせてZチッピを自動的に可変します。2018 R2では可変ロジックを更新し、より最適なZピッチを算出するようになりました。

 

 

WORKNC Version 2017 R2

WORKNC 2017 R2

WORKNC 2017 R2は、HexagonSoftwareの最新テクノロジーを活用した高送り加工向けのWaveform荒加工の改善と異形工具対応のパラレル仕上げ加工ツールパスの新規追加を行っています。
またWORKNC 2017 R2では、今後に向けての教育ライセンスをサポートしています。

より速く安全な荒加工

WORKNC 2017 R2は、Hexagonの最新テクノロジーを活用したWaveform荒加工の改善を行いました。より高速かつより安全なWaveform荒加工は、工具負荷に応じた径方向ピッチ(ae)を自動的に可変する事で工具と機械の寿命を大幅に延長します。この工具負荷一定の素材除去により、標準的な荒加工技術を大幅に向上させています。

2017 R2で追加された機能により、Waveform荒加工は難切削材加工時の均一な工具摩耗も実現しています。

Waveform荒加工の加工テクノロジーは、高速荒加工および安全な加工を実現するよう設計されています。新しいオプションは、バーチャルストックと加工機上の実際のストック間に差がある場合、スタートポイントとエンドポイントをストック上の安全なポイントにユーザーが指示することを可能としています。


高性能仕上げ:加工時間削減と最適な切削面クオリティー

WORKNC 2017 R2では、さらに加工時間を削減、切削面クオリティーの最適化を実現し、ユーザーの要望に応えます。
最新の工具テクノロジー「異形工具」による加工時間短縮と切削面クオリティーアップに対応すべく、パラレル仕上げ加工は異形工具を完全サポート。異形工具に合わせたツールパス作成を実施する最新テクノロジーを使用して設計されています。
その結果、最適な切削面クオリティーアップと加工時間を図っています。

ダイ平面仕上げツールパスには、ラジアルステップオーバーを可能にする新しいオプションが追加され、スムーズなステップオーバーを実現し、加工減速の低減を図っています。その結果、切削面クオリティーが向上し、加工時間短縮を実現しています。


最大限の安全性

WORKNCは、クランプなどの加工環境、工具&ホルダー、ストック、マシニングセンター全般をカバーする、マシン干渉チェック機能を標準でサポート、長年に渡り評価をいただいています。
WORKNC 2017 R2は、比較的時間が掛かるマシン干渉チェック&ストロークチェックの計算ロジックを見直しし、これらの計算時間短縮を図っています。

CADモジュールも2017 R2で改善されました。すべての加工準備作業(最終形状、マシンへのセット位置、治具やクランプの配置)をCADモジュールで実行できるようになり、実際の加工に合わせた加工環境を構築することが出来るようになりました。ワークゾーンを作成すると、CADモジュールで設定した環境が形状と同時にマシンコンテキストとしてエクスポートされます。これにより、最終形状に対して、加工環境を再設置する必要がなくなりました。


加工プロセスデータベース「標準ファイル」の改善

WORKNC 2017 R2は、加工プロセスデータベース「標準ファイル」を改善して、ツールパス設定時の柔軟な変更を支援します。「標準ファイル」は、加工方向、加工範囲設定カーブ、ポイントなどのワークゾーン内に未作成のデータをユーザーに通知し、その場での作成・設定を可能にします。


WORKNCは将来への投資

WORKNC 2017 R2は、未来のユーザーを準備するための教育用ライセンスをサポートしています。WORKNC for Educationには、学生向けのエディションが含まれており、最新のCAM戦略のすべての機能を使用し、経験を積むことができます。

 

 

WORKNC Version 2017 R1

WORKNC 2017 R1

WORKNC 2017 R1は、新しい6ヶ月周期のリリースサイクルの下でリリースする最初のバージョンです。 このリリースサイクルにより、最新の機能をより迅速にお客さまにご提供し、最先端の技術を維持しつづけることが可能です。

                                     WORKNC 2017 R1機能一覧はこちらから

仕上げツールパス「パラレル仕上げ加工」 

  • 走査線ベースのツールパス
  • バレル工具やレンズ工具など、異形工具に対してパス作成(ストック更新ではない
  • 異形工具は工具プロファイルとして設定(ISO13399DXF、WPCファイル)


「Waveform荒加工」マイクロリフト速度追加

  • アプローチ速度・切削速度・早送りにマイクロリフト速度の追加(デフォルト1.5倍)
  • パス表示変更によりシミュレーション時に判別可能に
  • マイクロリフトを設定した場合は、パス編集不可に


Auto5に加工エリミットに応じた回転機能追加

  • 複合機のMillingではXなどの加工範囲が狭くなる機種あり
  • 2016までは加工範囲を分け、マニュアル回転する必要あり
  • Auto5>垂直回転ではリミットオーバー時に回転軸を自動回転。リミット内を自動維持


等高線仕上げ加工のオプション追加

  • 「ミックス」と「最小リトラクト」の組み合わせ
  • 「ミックス」では同レベルの接続だったが、「最小リトラクト」では指定範囲内は接続
  • 加工時間短縮へ


 

WORKNC 2017 R1機能一覧はこちらから

 

WORKNC Version 2016

WORKNC 2016

WORKNCは、効率的で信頼性の高い加工における技術の向上を続けています。革新的なWaveform荒加工技術をサポートしたWORKNC 2016では、ツールパスの信頼性、加工時間短縮、コスト削減、高い切削面品質の強化を行っています。

WORKNC 2016機能一覧表はこちらから


Waveform荒加工技術

工具寿命の向上

Waveform荒加工は、一定の加工負荷を保持するために、加工対象形状に対して外側からの加工を行います。このロジックは、特に外部領域における急激な加工方向の変更を避け、一貫した加工速度を維持し、ツールパスのリトラクト数を減らします。その結果、工具と機械の寿命向上が期待できます。

より高い生産性

ツールパスのXYピッチ(切り込み幅)は、一定の工具負荷を維持するために自動調整されます。従来の荒加工と比較し5倍速い送り速度で加工する事ができ、速度を維持することも可能です。加工では、工具刃長(可能な範囲で)を十分に使用し、工具摩耗を工具先端部だけではなく工具側面部にも分散させることができます。

WORKNC 2016における品質が生産性向上を実現

WORKNCの干渉チェック機能を併用することで、全ての加工工程において加工機の干渉及びストロークオーバーの検出を可能とします。Waveform荒加工テクノロジーは、高い生産性レベルを維持しながら品質を向上させる非常に安全で信頼性の高いツールパスを提供します。

WORKNC 2016は、加工時間を短縮し切削面品質を向上させることを目標に、往復サイクルを立ち壁加工ツールパスに適用し強化しました。この往復オプションを使用しない場合は、加工は上から下に行われた後、工具はエアカットとして早送りで上に移動しエアカットが増大します。
往復オプションを使用することで、上から下に加工後下から上の加工となり、切削長が短縮され、エアカットが削減された加工時間を削減した効率的な加工を行うことが可能です。


Auto5限定モジュール

バージョン2016では、金型加工ソリューションとして開発されたAuto5(Auto3+2)に限定したライセンスとして追加できるようにしました。
そのため、今までのように全ての5軸オプションを購入する必要はありません。Auto5を使用することでユーザーは3軸ツールパスを元に自動的に同時5軸ツールパスへ変換することができます。その変換では、加工機の回転リミットを考慮した変換を行うことが可能です。
WORKNCオペレーターは、3軸&固定5軸ツールパスを元に簡単なオペレーションで同時5軸ツールパスを作成することができます。簡単なオペレーションは、短時間で設定出来ることを意味し、加工現場においての同時5軸ツールパス作成も可能としています。
Auto5を使用することで、工具L/Dが長くなり加工条件が悪化する加工に置いても想定のL/Dで加工を行うことができ、加工時間短縮と切削面品質向上を期待できます。
Auto5オプションを導入することで、複雑な金型に対して同時5軸ツールパス作成を短時間に終了させることが可能となります。


常に直観的に!

WORKNCは定期的にユーザーが快適に使用できるようアルゴリズムを改善しています。
バージョン2016では、ユーザーインターフェイスにおけるコマンド選択が簡単となり、より簡単にコマンドを使いこなすことができるようになりました。
さらに計算状況の表示がアイコン化され、より直感的に判断できるようになりました。

WORKNC 2016機能一覧表はこちらから

 

WORKNC Version V24

WORKNC Latest ReleaseWORKNC Latest ReleaseWORKNC Latest ReleaseWORKNC Latest Release

最新版 WORKNC V24 NEW!!!

WORKNC は1987年に誕生して以来、迅速かつ自動プログラミング、安全で信頼性の高いツールパス作成、ハイパフォーマンス加工といった高い評価を常に受けています!



迅速かつ自動プログラミング

最新版WORKNC V24の強化機能に含まれている削り残しプレビュー機能は、WORKNCオペレーターが加工準備時間を削減できる解析ツールへと変貌を遂げています。そのアップグレードされた機能は、ユーザーが定義する色分けに応じて、任意モデル上に削り残った材料の量を、ユーザーが直感的に判断することができます。

最新バージョンでは、より速い計算能力を持つ新たな干渉チェックアルゴリズムを提供し、加工機、ツールパス、クランプシステムの干渉チェックをを考慮した一元管理を実施することが可能となります。


安全で信頼性の高いツールパス

工具メーカーによって推薦される加工条件に応じて、WORKNC V24は安全に強化されたツールパスを提供します。

3軸と固定5軸加工における、WORKNCの干渉チェックモジュールは、使用可能な最短の工具突き出し長さを算出することができます。同時5軸加工向けAuto 5モジュールは、ユーザーが定義する切削条件を可能な限り最良の条件にコントロールします。この機能を使用することで、リブ加工や狭いスロットのような部分を小径工具で加工する際に最適な加工方向にコントロールすることが可能です。


ハイパフォーマンス加工

WORKNCのツールパスは、ユーザーが最も効率的なアルゴリズムと最新の加工技術から恩恵を得られるように、定期的かつ包括的レビューを受けています。

隅部加工ツールパスは、V24で全面的に刷新されています。新しい隅部加工は、垂直および平面の両方の領域を自動的に検出し、ツールパスを作成することでより高い精度を得ることを実現します。

等高線加工は完全な立壁エリアのみ実施され、緩斜面エリアは面沿い加工を行います。

等高線仕上げ加工ツールパスの自動可変Zピッチオプションは、切削面品質と生産性をより向上せるために強化された最適化機能と併せて、より綺麗な工具軌跡を作成します。


新しいCAD機能

V23で新規追加されたSTLファイル処理機能は、V24でさらに機能アップしています。このインテリジェントな機能は、形状の特長に合わせてSTLを分類、平面・シリンダー・その他にグループ化することが可能となります。分類した結果を基に加工エリアもしくはバンダリーカーブ作成を行うことができます。

 

WORKNC Version V23

WORKNC Latest Release WORKNC Latest Release WORKNC Latest Release WORKNC Latest Release

WORKNC V23  NEW!!!

2軸~同時5軸加工向けCAD/ CAMソリューションを提供して約30年の実績を誇ります!

WORKNC V23の改善された干渉チェック機能と追加されたアセンブリツールパス機能が生産管理プロセスを最適化します。最新版のWORKNC V23を使用して新しいプロジェクトを作成すると、前バージョンに比べて5倍の速さでツールパス作成を実現します。
V22ではユーザー様からの品質要望を満たすため、全く新しいツールパスを2つ追加し、切削面品質向上とツールパスの滑らかさに対応する開発作業を継続してきました。
 
V23では、新たにアセンブリツールパス機能をサポートすることでWORKNC内の加工環境最適化を実現しています。この機能は、実加工で発生している加工上の問題を完全にコントロールし、オペレーターはWORKNC内で実加工に即したツールパスの作成が可能となります。5軸加工における工具交換時のマシンヘッドの動きや回転もコントロール可能となるため、多面加工を実施されているユーザー様は必須の機能となるでしょう。
V23は新しいマネージメントモジュールの導入により、加工干渉チェックの機能が強化されています。またこの機能では、工具、ホルダーと共に、マシン、クランプシステム、セット位置を考慮したトータルの干渉チェック・リミット条件を検出します。
 
V23の形状変換ロジックは、生産性とリソースに関するユーザー様の期待に応えるべく、全く新しいロジックを使用することにしました。このロジックを使用した形状取り込みでは大幅な計算時間短縮を実現しており、データサイズも1/5程度に圧縮され、ツールパス作成精度向上にも寄与しています。
 
V23のWORKNC-CADでは、STLデータに対しての機能をいくつか追加しています。「3D STLモデルでは、STLデータを直接ストックモデル(素材形状)として定義することが出来るようになり、ストックモデル品質向上と取り込み計算時間の大幅短縮(-95%!)が可能となります。
 
WORKNCでサポートしている標準CADはCAM作業の補助機能となります。V23ではソリッドカーネルを使用したCADメニューが追加され、プレビューで結果を確認しながら面の延長やオフセットを行うことが出来るようになり、オペレーション時間の短縮を図っています。
  • サーフェスエッジの延長 ? 接線延長や角度指定延長
  • 自動モデルトリミングによるフォレット作成・面取り
  • サーフェスのシルエット作成
  • 自動交差点オプションを指定可能なサーフェスオフセット

WORKNC Version V22

WORKNC Latest ReleaseWORKNC Latest ReleaseWORKNC Latest ReleaseWORKNC Latest Release

PDFWORKNCの最新リリースバージョン

2つの主要な新機能が搭載されたWORKNC V22!

WORKNCの最新版V22は、既存のツールパスに多くの改善点を加えた新しい仕上げ加工ツールパスが搭載されています。モーフィングとスパイラルオプションは、ツールパスの構成点の改善や仕上げ品質の向上、加工時間短縮に貢献しています。
 
マシンコンテキスト: 事前にお客様毎に定義されるべき異なったWORKNCのモジュールで使用される加工機に関係する多くのパラーメータファイルです。
 
ツールパス変換: ツールパスの移動、回転、対称がパターン化されたモデル作成やサーフェス選択を有効にします。この機能は、複数の情報が必要とされるエリアの計算時間を劇的に低減し、製造の一貫性向けに加工の統一制を確実にします。

 

WORKNC V22のおかげで、今まで経験したことがないほど加工が簡単に!

  • 金型形状の立ち壁加工や平面加工向けの4つの新しいツールパス
  • 2D形状の特定機能加工向けの新しいプロファイル加工ツールパス
  • 新しい仕上げ加工ツールパス-3D仕上げ加工とISO仕上げ加工ツールパス
  • 完全に刷新された5軸加工方法

PDFファイル(英語)をダウンロードするにはこちらをクリックしてください。